• 09/10/2022
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iPhone「集中モード」をフル活用! 意外と知らない10のワザ

iOS 15のリリースに伴い、AppleはiPhone、iPad、Macの「おやすみモード」機能を強化し、このモードがオンになっている時は、どのアプリから、または、誰から連絡を受けるか受けないかを細かく設定できるようになりました。

仕事、睡眠、読書など、複数の集中モードを使い分けることができるようになり、非常に自由度が高くなりました。しかし、使いはじめたばかりだと、集中モードの設定はちょっと大変かもしれません(これは、1回のアップデートで多くの新機能が追加された場合にありがちです)。

集中モードの基本的な使い方は過去記事ですでに説明しましたが、まだ使いこなせていないことがたくさんあるかもしれません。つまり、この汎用性が高い機能を最大限に活用できていないということです。

すでに「おやすみモード」や「集中モード」を使って仕事をしているなら、この記事でご紹介するヒントを参考にして、さらにうまく使いこなしてください。

目次

1. 集中モードに入っていることを他人に積極的に知らせる

2. ロック画面から「集中モード状況」を解除・変更する

3. Siriを使用してハンズフリーで集中モードを有効・無効にする

4. 繰り返しの着信は許可する

5. 無音にしている通知をロック画面に表示する(必要に応じて)

6. 「運転の集中モード」中の自動返信メッセージをカスタマイズする

7. Appleデバイス間での集中モードの共有を無効にする

8. スマートオートメーション機能を使う

9. ショートカットを使って集中モードのオートメーションを独自に作成する

10. 集中モードの種類によってホーム画面を変える

1. 集中モードに入っていることを他人に積極的に知らせる

「集中モード状況」は、こちらが何かに集中していることを周囲に知らせる機能です。有効にすると、Appleはメッセージアプリに「通知を無音にしています」というテキストを表示します。

その気になれば、連絡先リストにある人たちはこちらに通知することを選択できますが、そのメッセージが本当に重要なのか、こちらの手が空くまで待ってもいい性質なのか、少なくとも考える機会ができます。また、こちらが電話に出ない理由を知ることもできます。

「設定」>「集中モード」>「集中プロファイル」>「集中モード状況」と進み、「集中モード状況を共有」を有効にします。

2. ロック画面から「集中モード状況」を解除・変更する

ロック画面のままで、集中モードを有効・無効にしたり、カスタマイズすることも可能です。集中モードがアクティブになると、時刻の下にアイコンが表示されます。

そのアイコンをタップすると、すべての集中モードのリストが表示され、別の集中モードに切り替えたり、現在の集中モードを無効にすることができます。


   iPhone「集中モード」をフル活用! 意外と知らない10のワザ

3つのドットでできたメニューボタンをタップすると、その集中モードを1時間有効にするなどのオプションが表示されるほか、集中モードをカスタマイズするメニューに直接飛ぶこともできます。

3. Siriを使用してハンズフリーで集中モードを有効・無効にする

たとえ集中モードを設定するためでもスマホに触りたくないですか?

それならSiriを使って設定することができます。「Hey Siri」を有効にしておけば、「Hey Siri、運転モードをオンにして」と言えば、Siriが対応してくれます(仕事モードでも、睡眠モードでも、お好みの集中モードを設定できます)。

また、Siriを使って、集中モードを無効にすることもできます。

4. 繰り返しの着信は許可する

集中モードごとに、「お気に入りリストに登録されている人だけ」「親しい友人や家族だけ」など、どのような通話を許可するか選択することができます。

とはいえ、緊急の電話を逃してしまう事態は避けたいもの。「設定」>「集中モード」>「集中プロファイル」>「人」>「発信元」と進み、ここで「繰り返しの着信を許可」を有効にします。これで、同じ番号から3分以内に2回以上の着信がある場合は着信がわかるようになります。

5. 無音にしている通知をロック画面に表示する(必要に応じて)

デフォルトでは、集中モードはロック画面の通知をすべて非表示にしますが、必要に応じて、集中モードでも通知を無音のままでオンにすることができます。

「設定」>「集中モード」>「集中プロファイル」>「ロック画面」と進み、「ロック画面に表示」を有効にします。

6. 「運転の集中モード」中の自動返信メッセージをカスタマイズする

これまでの「運転中の通知を停止」機能が、「運転」モードとして集中モードの一部になりました。また、以前と同様に、運転の集中モードをオンにしている時の自動返信メッセージをカスタマイズすることができます。

これは、運転中に誰かがこちらに連絡を取ろうとした時に発信されるメッセージです。

「設定」>「集中モード」>「運転」>「自動返信」と進み、テキストを変更してください。

7. Appleデバイス間での集中モードの共有を無効にする

Appleは、デフォルトでiPhone、iPad、Mac間の集中モードを共有できるようにしています。しかし、デバイスを別々にしておきたい場合は、集中モードの共有機能を無効にする必要があります。

そのためには、「設定」>「集中モード」と進み、「デバイス間で共有」オプションを無効にします。

注意点:この機能を無効にすると、集中モード状況も共有されなくなります。

8. スマートオートメーション機能を使う

集中モードのもう1つの大きな変更点は、1つの集中モードに対して複数のスケジュールやオートメーションを設定し、1日のうちの複数の時間や場所でトリガーを設定できるようになったことです。

しかし、オートメーションに慣れていない人は、デバイスの使用状況に応じて、1日のうち、いつ集中モードを有効にするかAppleに任せることができます。

その場合は、「設定」>「集中モード」>「集中プロファイル」>「スケジュールまたはオートメーションを追加」と進み、「スマートアクティベーション」を選択してください。

9. ショートカットを使って集中モードのオートメーションを独自に作成する

ショートカットと集中モードは深く統合されています(集中モードのスケジューリングセクションで、この事実を垣間見ることができます)。

しかし、これには秘密があります。それは、集中モードはショートカットのオートメーションにも直接対応しているということです。

つまり、「ショートカット」>「オートメーション」>「パーソナル・オートメーションを作成」で、集中モードが有効または無効になった時にトリガーされるオートメーションを作成することができます。

オートメーションはショートカットアプリのあらゆる操作に対応しているので、集中モードの設定方法は無限に広がります。

10. 集中モードの種類によってホーム画面を変える

これは、集中モードの中でもかなり過小評価されている機能です。

設定には少しコツがいりますが、それぞれの集中モードで、表示するホーム画面のページと非表示にするホーム画面のページを選択することができるので、ボタンを1回タップするだけでiPhoneを変身させることができます。

つまり、複数のホーム画面を作成し、特定の集中モードの間だけ表示することができます。たとえば、仕事中にエンターテインメントやソーシャルメディアのアプリを表示しないようにすることができます。

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Image: Shutterstock

Source: Apple