• 14/08/2022
  • Homesmartjp
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急拡大するAIスピーカー市場とエコシステム ~ 業種別サービスを提供するスタートアップ企業たち ~

音声機能エコシステムの現状

 AIスピーカーの市場は、Google Home、Amazon Echoなどのハードウェアや、Google AssistantやAmazon Alexa、Microsoft Cortana、Apple Siriなど、AI音声プラットフォームを中心に語られることが多いが、ソフトウェア、開発側のエコシステムはどうなっているのだろうか。

急拡大するAIスピーカー市場とエコシステム
~ 業種別サービスを提供するスタートアップ企業たち ~

 ドイツのシード投資ファンドPurpole Orange VenturesのシニアアソシエイトSavina van der Straten Waillet氏が昨年12月に下図のような業界のエコシステムを示した。

 まず上から見ていくと、前述のOSともいえる各社のプラットフォーム群として「Voice Platforms」がリストされている。

 そして次の層が「Bot Building Tools(ボット開発ツール)」。例えばSmartly.aiは、上記のプラットフォーム上や自社のWebサイト向けに音声・テキストチャットボットアプリをつくるためのAI SaaSプラットフォームを提供している。

 続いて、開発した会話アプリを解析する「Analytics Tools」。Google Analyticsの音声版というイメージであるが、例えばDashbotではアプリの利用状況、ユーザーとのセッション時間やエンゲージメント、ユーザーの意図やその購買ファネルでの位置、センチメント分析などが含まれている。

 次がこれらのアプリ開発を代理する「Agencies」。コンサル企業のAccentureやデジタルエージェンシーのAKQA、デザイン企業のBlinkなどが含まれている。

 そして業界情報メディアを示す「Medias」、提供コンテンツ・アプリをオーディオブック、ゲームなどで提供する分野は「Entertainment」として含めている。