• 14/01/2023
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タイムセール祭りで23%OFFの「Echo Show 10」レビュー、画面回転は場所次第で便利

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Amazonタイムセール祭り

Echo Show 10は7000円 (23%)OFFの2万2980円で販売中です。

以降からTatsuya Yamamoto さんによるレビューを再掲してお届けします。

発表から約7か月、海外発売から約2か月遅れて、日本でも4月14日に発売となったAmazonのスマートスピーカー「Echo Show 10」。サイズは10.1インチで初代Echo Showと同等ながら、そのスタイルは従来のEcho Showシリーズとは大きく異なり、画面の自動回転機能を備えるのが特徴です。このEcho Show 10を一足早く試用させてもらったので、外観や回転機能を中心にインプレッションをお届けします。

Echo Show 10(Amazon)

まず、簡単に仕様の確認から。ディスプレイは10.1インチ 1280 x 800で、画面部分のサイズは251x178mm(Amazonの製品情報では、画面部分の高さが230mmっぽく書いてありますが、これは床面からの高さです)。同じ10.1インチのFire HD 10(262x159mm。1920x1200)よりも長辺のベゼル幅が広く短辺が狭くなっています。サイズ的には、iPad Pro 11インチ(247.6x178.5mm)とほぼ同等です。

iPad Pro 11インチが、直径172mmの円筒に側面をぐるぐると回転するところをイメージしてもらえれば、大きさ的には間違いありません。

ディスプレイ部上面には、ミュート、ボリューム、カメラのカバーボタンが並びます。

カメラカバーはEcho Show 5や8にも搭載されているもので、フロントカメラを物理的に塞ぐことでプライバシーを確保できるというものです。

電源は、専用のACアダプタを使用し、プラグは底面に差し込みます。底面部分が回転するのでわかりにくいですが、このケーブが出てくる方向が背面となります。なお、ACアダプタの出力は30Wでした。

画面回転は350°、回転範囲に物を置かないように注意が必要

さて、一通り外観を見たところで、やはり気になるのは画面の回転ではないでしょうか。画面回転(モーション)の範囲は左右175°でトータル350°。厳密には真後ろは向けません。

10インチのディスプレイが直径172mmの円筒の周りを回転するので、回転半径はそれになりに大きく、直径370mmほど。この範囲を確認するためのシートも付属しており、視覚的に範囲を確認できます。

ただ、壁際に設置する場合など、スペース的に回転できない場合もありますが、そのような場合には、設定から回転範囲を制限可能です。むやみに壁にガツガツ当たってしまうのは防げます。

なお、左右方向へは自動で回転しますが、上下方向は手動のみとなります。可動域は下限は垂直、上方向は45°程度まで。


 タイムセール祭りで23%OFFの「Echo Show 10」レビュー、画面回転は場所次第で便利

回転するタイミングも指定でき、デフォルトでは音楽や動画再生、Alexaに話しかけている場合などにユーザーに追従して回転しますが、これを通話やビデオ再生、レシピ表示など、ようするに画面が正面にあったほうが便利な場合のみに変更も可能。もちろん、モーションそのものをオフにしたり、「フォローモードをオンにして」と指示した場合のみにしたりといったことも行えます。

ちなみに、回転力がどの程度のものかというと、500mlのペットボトルを軽く引きずれる程度。1点で押すのではないので、滑りやすいものなら倒れずにそのまま引きずられると思いますが、やはり周囲に物は置かないほうがいいでしょう。

画面が回転するモーション機能、使い方によってはとても便利そうではあります。たとえば、キッチンカウンターに設置している場合、手で回転させることなく、キッチン側、ダイニング側のどちらかも画面を確認可能になります。

我が家ではちょうどこの位置にNest Hubを設置しているのですが、キッチン側から見たいときにいちいち手でディスプレイの向きを変える必要があり、正直面倒です。これを声だけで操作できるなら、それだけで導入したい衝動にかられます。

ただ、ここはいつの間にか物が増えていく場所でもあります。自動回転のEcho Show 10を置くのは少し怖い……。

また、普段作業している机の上に置く場合にも、少し注意が必要です。モーション機能では、ユーザーの正面に向くように画面が回転します。このため、ユーザーの正面にあるディスプレイの横、つまり机の端に設置し、ユーザーから斜めの位置にある場合、頭を少し動かしただけで、画面が回転してしまうことがありました。

こうしたユーザーから斜めの位置に設置する場合には、モーションをオフにしたほうがストレスは低くなりそうです。

遠隔からの操作も可能

モーション機能を利用し、外出先から部屋の中を見回すような使いかたもできます。遠隔でのカメラ操作は、他のEcho Showシリーズでも利用できますが、遠隔操作でも画面を回転させられるのがEcho Show 10の強みです。たとえば、普段利用している机上に設置している場合、外からカメラ映像を見ても、誰も座っていない椅子が映るだけです。その点、Echo Show 10では、背面の映像も確認できるわけです。

なお、モーション機能をオフにしている場合、遠隔での画面操作も行えませんが、アプリ上からモーションのオン/オフは切り替えられるので、実質問題はありません。

スピーカーとしても優秀

スマートスピーカーの主な利用用途になるであろう音楽再生ですが、2.5インチウーファーを搭載しているだけあり、低音はかなり強め。1インチツイーターを2基搭載するステレオ構成で、中高音もクリアに聞こえます。ただ、球体になったEchoをレビューした時にも感じましたが、低音が強すぎて、聴いていて少し疲れます。イコライザー設定で低音を少し下げるのがちょうどよい感じです。この辺りは好みもあるので、自分にあった設定を探ってほしいところです。

じっくりと音楽を楽しむという用途には物足りないのかもしれませんが、BGM的に常に音楽を流し続けるような用途では十分な性能だと感じます。

もちろん、音楽だけではなく動画の視聴もできます。画面が10インチあるので、映画などもそれなりに楽しめます。

画面の自動回転を利用するかどうかは設置場所次第となりそうですが、画面の向きを簡単に変えられるという点では、自動回転を使わず手動で回転できるだけでもかなり便利です。

ただ、2万9980円という価格を考えると、自動回転を使わないのであれば、Echo Show 8あるいはFire HD 10をShowモードで使うのでも構わない気もします。ただし、ちゃんと回転させられる場所に設置できるのなら、呼びかければ振り向いてくれるEcho Show 10はとても便利なガジェットになるはずです。

Echo Show 10(Amazon)

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