• 06/06/2022
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Office搭載PCを3台買ったら、使えるのは3年間? それとも3TB?

Office 365サービスが付く新Office

 新製品を簡単に紹介しよう。

 Office Premiumは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、OneNote、AccessをPCにプリインストールし、常に最新版として利用しながら、当該PCを使い続ける限り、永続的に利用が可能となる仕組みを採用。これまでのOffice製品では、サポート期間が設定され、2014年4月にはOffice 2003のサポートが終了するといったことがあったが、Office Premiumにはそれがない。

 さらにOffice Premiumには、「Office 365サービス」という、OneDriveによる1TBのオンラインストレージ利用、Skypeを利用した月60分間の公衆回線への無料通話、スマートフォンなどの複数の端末でもOfficeが利用できるマルチデバイス対応、何度も問い合わせが可能なマイクロソフトアンサーデスクという4つのサービスが、1年間利用できるようになるサービスが付属。マイクロソフトアンサーデスクの場合、従来のOfficeでは最初の問い合わせから90日間が期限となっていたが、今回は1年間に渡り、何度でも利用できるという点で拡張されている。

 1年間の期限が終了すると、Office Premium搭載PC専用に用意されるOffice 365サービスによって、もう1年間延長できる。これは5,800円(税別参考価格)で提供される。

Office搭載PCを3台買ったら、使えるのは3年間? それとも3TB?

 一方で、既存のPCや、Officeを搭載していないPC向けに用意されるOffice 365 Soloは、2台のPCあるいはMacで利用することが可能な1年間限定利用のOffice製品。Office Premium同様に、OneDriveによる1TBのオンラインストレージ利用、Skypeを利用した月60分間の公衆回線への無料通話、マルチデバイス対応、マイクロソフトアンサーデスクの4つのサービスも提供され、1年間利用できる。価格は11,800円(同)。

Office Premium各製品の内容従来のパッケージ版は継続販売。新たにOffice 365 Soloが提供

 では、Office Premiumの仕組みの詳細を見てみたい。

 Office Premiumは、Office 2013の機能を踏襲しているものの、従来のOffice 2013とは基本構造が異なる。最大の違いは、インストールにおいても、インターネット接続が必要であるという点、そして、Microsoftアカウントを利用したマイアカウントページを作成しないとインストールができないという点だ。

 Microsoftアカウントは、新規で作成することができ、Microsoftアカウントを忘れてしまった場合には、パスワードをリセットできる。ただし、セットアップ、インストールにて使用したMicrosoftアカウントを変更することはできないので注意が必要だ。意図しないMicrosoftアカウントでマイアカウントページを作成してしまったといったことがないようにしたい。

 Office Premiumのマイアカウントページでは、Office Premiumの再インストールや、OneDrive容量の確認、Skypeの世界通話のアクティブ化、サブスクリプションの追加、サブスクリプションの自動更新の設定、支払情報の確認や変更などが行なえる。

 Microsoftアカウントの作成方法は、ここで確認が可能だ。

 前述の通り、Office Premiumは、インストールしたPCで永続的に利用できるが、最新バージョンOfficeが出たら、常にアップグレードする必要が出てくる。Officeの操作環境が大きく変更された場合にも、それに則った環境への移行が前提となるわけだ。

 Office Premiumは、日本市場だけに提供される仕組みであるため、日本語以外の言語では利用できない。他言語で使用したい場合には、Office 2013の言語パックを購入して、インストールする必要がある。