スバル新型「WRX」は走りもスタイルもアグレッシブ! 6速MTとCVTを設定し米で2022年春発売
新型「WRX」米国では2万9105ドル(約335万円)から
スバルの米国法人は、5代目となる新型「WRX」(2022年モデル)の価格を発表しました。【画像】米国の新型WRXは6速MTもある!スポーティに進化したスバル新型「WRX」(24枚) 新型WRXは、新開発の2.4リッター水平対向4気筒ターボエンジンとシンメトリカルAWDを搭載したスポーツセダンです。
2022年春に米国で発売されるスバル新型「WRX」
271hp/258lb-ftを発揮する2.4リッターターボエンジンは、電子制御ウェイストゲートとエアバイパスバルブを備えたターボチャージャーの採用により、レスポンスと加速性能が向上。 トランスミッションは、スバルパフォーマンストランスミッション(CVT)を全グレードに設定し、素早いシフトアップ/ダウンを可能にするとともに、アダプティブシフトコントロールにより、ブレーキング時のレブマッチダウンやコーナーでの理想的なギア比の維持、コーナー出口で俊敏なレスポンスなどを実現しました。 また、最上級グレード以外に設定される6速MTは、最適化されたギア比と洗練されたシフトフィールを特徴としています。 新型WRXはプラットフォームに「スバルグローバルプラットフォーム」を初採用することでシャシ剛性を高め、乗り心地とハンドリング性能が大幅に向上。 さらに、フルインナーフレーム構造と構造用接着剤の採用により剛性があがり、乗り心地と操縦安定性がアップしました。 新型WRXの外観は、アグレッシブなスタンスと大胆な新デザイン取り入れたワイドボディデザインをしています。 フロントは、スバルの象徴であるヘキサゴングリルをワイド化し、コンパクトなLEDヘッドライトとボンネット上にある幅広のエアスクープを組み合わせてワイド&ローを強調。 リアのトランクリッドにボディカラー同色の薄型リアスポイラーを一体化させるとともに、リアテールランプは火山のマグマをイメージさせるランプを取り入れています。 さらに、ドライバーを重視した内装を実現するため、センターインフォメーションにタブレット型の11.6インチインフォテイメントシステム「スバルスターリンクマルチメディアプラス」を新たに採用しました。 スバルスターリンクマルチメディアシステムは、オーディオや空調、車両機能のオンスクリーンコントロール、コンビネーションメーターといった機能を統合。Apple CarPlayやAndroid Auto、Bluetoothハンズフリー電話、オーディオストリーミング接続によるスマートフォン連携、AM/FMステレオ、リアビューカメラなど、さまざまな機能をコントロールすることができます。 運転支援システムとして、最新の「アイサイト」が搭載されます(一部グレードはオプション)。 新型WRXのグレードは、「ベース」「プレミアム」「リミテッド」「GT」の4タイプが用意されました。 新たに設定されたGTは、スポーツセダンに高級車並みの洗練性とパフォーマンスを追加した最上級グレードです。 専用の電子制御式ダンパーは、コンフォート、ノーマル、スポーツの各設定を標準装備。ステアリングフィールやダンパー設定、SI-Drive設定など、最大430通りのカスタマイズが可能な「ドライブモードセレクト」を搭載しました。 新開発のレカロパフォーマンスデザインフロントシートは、パフォーマンス走行時に乗員をしっかりとサポートします。 シートはブラックのウルトラスエードにレッドステッチを施し、シートバックには「RECARO」ロゴを刻印しました。 また、マットグレー仕上げの18インチアルミ合金ホイールに、245/40R18パフォーマンスタイヤを組み合わせた「GT」専用モデルも設定しました。 新型WRXの米国での価格は2万9105ドルから4万1895ドル(約335万円から約482万円)で、2022年春に発売される予定です。※ ※ ※ 日本で2021年11月に発表された新型「WRX S4」ですが、日本と米国のWRXの違いがいくつかあり、そのひとつはトランスミッションです。 2.4リッターターボ×スバルパフォーマンストランスミッション(CVT)の組合せは同じですが、米国仕様にある6速MTは日本では設定されていません。 先代モデルは「WRX STI」として6速MTを搭載したモデルが日本でも販売されていましたが、同車のフルモデルチェンジについては未定となっており、現時点で日本の新型WRXはCVTのみの設定となります。 一方、日本ではSTIのバッジが装着された「WRX S4 STIスポーツ」が最上級グレードとして設定されています。これは米国の最上級であるGTに相当するようです。 また、日本では全車標準装備の「アイサイト」が米国では一部グレードに標準設定(その他はオプション設定)となるほか、高速道路で利用可能な高度運転支援システム「アイサイトX」は日本のみの機能となっています。
くるまのニュース編集部