【ICT教育の先駆者・松田孝氏が教える】将来を見据えたデジタル機器との上手な付き合い方とは
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STEP 1松田孝氏が考えるICT教育とは?
松田さんが校長として最後に着任したのは小金井市立前原小学校。そこでは、パソコンやタブレットを1人1台配布し、ICTの活用やプログラミング教育を先駆けて実施しました。その活動は、教育機関だけでなく各メディアからも注目を浴びました。
定年を目前に教職を辞職した後は、合同会社MAZDA Incredible Labを設立。現在は、Society5.0 の新しい「学び」の実現を目指して奔走しています。そんなICT教育の先駆者は、この新しい学びのかたちをどのように捉えているのでしょうか。
「すでにインターネット上には、良質な教育コンテンツが揃っています。知識や技能を習得するだけなら、学校に行かなくても自ら学んでいけるともいえるでしょう。さらには、SNSなどを使ってコミュニケーションも取ることができます。ICT教育は、新しい学びのトリガーであり、教育のスタイルを抜本的に変えるもの。そういった意味では、ひとつの教育哲学、パラダイムシフトだと私は考えています」
※パラダイムシフトとは……その時代や分野において当たり前となっていた認識や思想、社会全体の価値観などが劇的に変化することを指します
これまでは学校に行かなければ学べなかったことが、パソコンやタブレットなどの情報端末とインターネットがあれば、どこでも誰でも学べる時代になりました。YouTubeには数学から体育まであらゆる学びを得られる動画コンテンツがきめ細かく揃っており、ドリルや参考書のアプリもダウンロードすればすぐに使えます。では、こんな時代に教育機関はどのような役割を果たしていくのでしょうか。
「学校には仲間がいます。協働性のなかで学ぶことは非常に価値があるものです。多様性を認められた集団のなかで刺激しあいながら、子どもたちは自主的に学んでいく……それが理想です。これからの教師は、コーチ、メンター、ファシリテーターとして子ども達の学びを支援・応援する役割を担っていると考えています」
学校で教えてもらうというスタイルが根本から変革していく時代、学生たちはどのような力を身につけていくべきなのでしょうか。そして、将来、社会に出た時には、どのような力が求められるのでしょうか。
STEP 2まだ見ぬ未来の社会を生きる世代に必要な力とは?
流転無窮の現代社会のなかで将来を考えると、不安になることもあるでしょう。この世を生き抜くための不変の力……というものはないのかもしれません。
でも、社会に出る前に、身につけておきたい基礎的な力というものはあるはず。松田さんはどう考えているのでしょうか。
「情報の渦から的確なものを探し出す検索力、自分の考えや思いを伝えるプレゼン力、クラウド活用ができる能力、そして、最も基本的で普遍的なコミュニケーション能力……それらは社会人になって必要とされるでしょう」
ですが、それを家庭で親が教えるべきか?というとそれはまた別の話。
「もはや情報通信技術においては、子どもたちの方が詳しいことがたくさんあるのではないでしょうか。ですから、親御さんが何かを教えるというよりは、今、子どもが何をやっているのか興味を持って寄り添い、子どもから教えてもらうといいですよ」
これからの時代は自主的に学ぶ力が必要とされています。それは学校だけでなく、家庭でも同じ。つまり、これからの教師に必要とされるコーチ、メンター、ファシリテーターといった能力が親にも求められるということです。では、具体的には、家庭でどんなことをすると良いのでしょう。
「これからの時代のあり方や社会で必要とされる人材はどんな人なんだろうと一緒に考えていけるといいですね。例えば、身近なところでは、インターネットを見ているとオススメの動画などが出てきます。そんな時に、AIってどんな仕組みで、どんな情報をもたらしてくれるのか、逆にどんなリスクがあるのか……そういうところをどう考えているかと話し合ってみると良いでしょう」
学びの点では、どうでしょうか。
「学びにとっては“振り返り”がとても大事な位置付けにあります。つまり、メタ認知的に学びの価値を自分で綴ることが求められています。それだけでなく、さらに自分の望む学びや仕事に向かっていき、こう生きたいと望むことを具現化していける……そんな姿勢を引き出してあげられるといいですね」
2021年から松田さんは学習支援システムの「Shuffle.(シャッフル・テン)」を提供しています。生徒が学校で学んだことに対する振り返りを書き込むと、AIが解析して10本の動画コンテンツを抽出して提案してくれます。このシステムを使うことにより、一層の探究心が芽生え、自主的な学びへとつながることを目指しています。
今後は、このようなシステムが学校から提供され、自宅でも使うようになっていくかもしれません。これに限らず、ICTによる学びの環境を学校外で手に入れたいと思ったとき、どのようなデバイスが手元にあるといいのでしょうか。
STEP 3大学生が持つべき理想のPCとは?
現在、デバイスは様々なものが出ていますが、学校と自宅で学習のために使うことを考えると、やはりノートパソコンかタブレットの選択肢に絞られていくのではないでしょうか。
「社会に出た時に必要とされる力をつけるためには、キーボードはマストです。ブラインドタッチは社会人には絶対にあった方がいい技術です。となると、タブレットもいいですが、ノートパソコンの方がより適切だと言えるでしょう。また、持ち運びを考えると、軽くて薄い方がいいですね」
そこで今回は、ユニットコム(パソコン工房)が学生向けに発売した新製品「iiyama キャンパスPC」を松田さんに使っていただきました。
「iiyama キャンパスPC」とは……「iiyama キャンパスPC」の詳細はコチラ
「おっ、このキャンパスPCの軽さ、薄さはすごくいいですね。バッグに入れても重さを感じません。ある程度のサイズがあるのに、この軽さはいいですね」
実は、重さが約0.98kg(バッテリー含む)と1kg以下なのです。やはり持ち運びがある人は、軽量薄型のものは魅力的ですよね。それでは価格やスペック面はどうでしょうか?
「最初の1台として使うなら、予算ありきでいいと思います。ストレートに言えば、安くていい。とはいえ、オンライン授業や動画コンテンツで学習する時代ですから、その処理がちゃんとできないと話になりません。iiyama キャンパスPCは、そこの性能もしっかりしていますね」
そう、このPC。CPUにCore i5-1135G7、メモリに8GBメモリ、M.2 SSDに500GBで、グラフィックスがUHD Graphicsを搭載して、99,980円(税込)と非常にコストパフォーマンスが高いんです。さらに、100万画素のカメラに加え、高速無線LAN規格のWi-Fi 6にも対応しているため、オンライン授業も快適。またプレゼンテーションなどに便利な180度のフラットオープンにも対応。
でも、これは性能面の話。学生が使いやすい魅力はほかにもあるのでしょうか。
「パソコンを使って学習をする際には、マルチタブで画面を分割したりすることも多くあります。資料を並べて確かめながら作業をする際にも、これだけ画面が大きいと色々できますね。画面が大きいことも重要な要素だと思います。それに加え、画面の表示がきれいだとなおいいですね。iiyamaは、もともと液晶ディスプレイの会社で、iiyamaPCは国内生産にこだわり、高い品質を保った『安心』のPCを生産していると聞いています。画面もきれいですね」
さて、まだまだ親の助けを借りなくてはならない学生時代。壊れた時には、すぐに買い替える……なんてことはままならないこともあるでしょう。何かあった際の安心感といった面も気になるのでは?
「iiyamaって工場が長野県にあるんですよね?
キャンパスPCは、米国国防総省調達基準(MIL-STD 810G)が定めた厳しい基準試験を通過し、衝撃や振動、温度変化などにも耐える優れた堅牢性を持っています。学校に持っていき、図書館で作業したり、帰宅途中でカフェに寄って課題をこなしたり、もちろん家では動画コンテンツを視聴したりと、様々なシーンで使う学生にうってつけ。また、24時間365日のサポートが受けられ、4年間の製品保証もついています。
「実は私自身、このインタビューのお話を伺った時、iiyama キャンパスPCを実際に使ってみたいなと思っていたんです。BTOでカスタマイズできるという部分にとても興味がありました。好みに合わせてスペックを作り上げていくのは面白そうだなと。これからe-sportsがさらに普及すれば、BTOでのカスタマイズは当たり前になっていくかもしれません」
BTO (Build To Order)は「受注生産」を意味し、メモリやSSD容量など、ユーザーの要望に応じてカスタマイズ注文ができるということ。自分好みの性能にできることやユニットコムが工場で組み立てるため、自作PCのようにミスやパーツの相性の不具合が起こらないというメリットがあります。
「BTOが廉価でできるので、私自身やってみたいなと感じました。これは、学生にとってもメリットがあると思います。パソコンを使っていくなかで、より高度なことをしたいという要望に対して、必要な要素を付け足すことができますね。『こういう使い方をしたいから、こういうパソコンにしていった方がいいな』と、自分に必要なスペックを考え、適したパソコンを購入できます。初心者から知識のある中級者に、すごく適したパソコンだと思います」
STEP 4毎日を幸せに豊かに生きるために正しく上手にICTを活用しよう
もはや私たちの生活の必需品であるデジタル機器。生活に合わせて、数年ごとに買い替えていく相棒となっていくことでしょう。でも、やはりあくまでも人生の主人公は“私”です。
「海外に行くと、日本の伝統文化ってすてきだなと改めて見直すことがありますね。同じように、サイバーの空間に自分がいることを意識して、そこから現実空間から見つめ直せば、きっと現実の空間の良さに気づくはずです。視覚と聴覚をいかしてサイバー空間を活用したり、遊んだり、でもその空間に閉じこもることなく私たちが生きている現実空間を五感で感じ、磨いていくことこそが新しい社会を生きる幸せに繋がっていくのだと考えます。ICTを実際の生活にしっかりいかし、そして最終的には人間としての人生を幸せに豊かなものにして欲しいですね」
移り変わりの激しい現代で、ふと将来を見据えた時、その不確かさに不安になることもあるでしょう。でも、技術の進歩は、私たちの営みをより便利により快適にしてくれるもののはず。キャンパスライフをより充実させるパソコン『iiyama キャンパスPC』を相棒に、すてきな未来を切り開いてくださいね!
「iiyama キャンパスPC」の詳細はコチラ
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