• 24/09/2022
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絵心がなくてもマンガのネームが作れる「World Maker」が想像以上に楽しかった(中山智)

旅人ITライター中山です。8月27日に集英社の「少年ジャンプ+」から、絵が描けなくてもマンガのネームが作成できるサービス「World Maker」のリリースを発表。同時にクローズドβ版を先行体験できるユーザーの募集が、Twitterに投稿されていました。

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自分は絵がド下手ですがマンガは大好きで、雑誌編集者時代に4コマや短いマンガのネームを考えたことは何度かあります。そこで「World Maker」はどんなものかちょっと試してみたいと思い、先行体験に応募したところ当選。

9月8日にクローズドβ版がスタートしたので、早速使ってみました。

このWorld Makerのポイントは、セリフを入力すると、自動でコマ割りをしてくれること。

新規作成をすると、まず1ページに2コマ分の脚本入力フォームが表示されるので、各コマにセリフなどを入力していきます。

コマ数は「コマ分割」をタップすると増やせるので、自分の脚本に合わせて増やしていきます。ページ数は現状最大4ページまで。5ページ以上作りたい場合は、別途新規ネームとして作成する必要があります。

セリフを入力してページ表示画面に戻ると、自動でコマ割りされた状態になっています。ここでページをタップすると、そのほかのコマ割りパターンが表示されるので、自分の考えたシナリオにあったコマ割りに変更できる、というシステムです。


 絵心がなくてもマンガのネームが作れる「World Maker」が想像以上に楽しかった(中山智)

すべてのセリフとコマ割りが決まったら、イラストを貼ったり吹き出しのサイズを調整したりする次の段階へ。ただし次の段階に移行すると、セリフの変更こそできますが、コマ割りの変更はできないので注意が必要です。

各コマの編集では、吹き出しの大きさや形を変えたり、あらかじめ用意されたキャラクターや背景、オノマトペ、記号などの配置ができます。各キャラクターには動きや向き、表情など複数パターンが用意されており、3Dモデリングまでとはいきませんが、意外なまでに自由なアングルの配置ができます。

もろもろ各コマの必要なパーツを配置したら、ネームとして書き出します。基本的にはTwitterの投稿として画像が書き出されますが、作業中に保存したデータからのダウンロードもできます。ひとまずテストとして作ってみたネームが↓です。

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ざっと使ってみたところ、本当に良くできたアプリというかサービスです。絵心が無くてもちゃんと「マンガっぽい」ものができあがっています。

現状ではスマートフォンのWebブラウザからのアクセスのみに対応しているため、文字入力がちょっと面倒になる点や、半角数字が縦書き表示になってしまう点など、細かい改良をして欲しいポイントはありますが、十分ネームやマンガ作成用のツールとして使えるものに仕上がっています。

ちなみに自分で用意した写真やイラストも使用できるので、オリジナルのネーム、というよりマンガも作れます。自分は写真マンガが簡単につくれるアプリがないかと以前から探していたので、まさにピッタリ。

早速、試しに4ページのマンガを作ってみました。

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このWorld Maker、現在は先行体験ユーザーのみの利用ですが、9月22日から誰でも利用可能なオープンβ版の公開が予定されており、コンテストも開催中です。

「マンガは興味あるけど絵に自信がない・・・・・・」と諦めていた人は、オープンβ版がスタートしたら是非試してみてください!

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