• 23/06/2022
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iOS 15では音声入力やボイスメモも強化 テキストカーソルの拡大ルーペも

iOS 15ではボイスメモ機能も拡張された

iOS 15では音声入力やボイスメモも強化 テキストカーソルの拡大ルーペも

 iPhoneでテキスト執筆や音声録音などを行えるのは便利だ。それが許されるかどうかは環境によって変わるだろうが、人によっては欠かせない機能だろう。フリーランスとして働く筆者も、MacBookやiPadに加え、iPhoneも立派な仕事道具の1つとして使用している。実際、記事によっては、iPhoneだけで取材、執筆、撮影、画像整理までをこなすこともある。【画像】テキストカーソルの拡大ルーペ そんな視点で、今秋にリリースされたiOS 15では、幾つかの頼れるアップデートがあった。本稿では、(1)テキストカーソルがより便利になったこと、(2)音声入力が強化されたこと、(3)ボイスメモの機能が強化されたこと――の3点について解説したい。

(1)テキストカーソルに拡大ルーペがついた

 どこにテキストを入力するのかを指定する際に、位置を示すために表示されている縦線が「テキストカーソル」だ。ソフトウェアキーボードの「空白」を長押しすることで、このテキストカーソルを操作できる。また、画面をタップしたり長押ししたりしてもカーソルの位置を指定できる。ただし、後者の場合、指で直感的に指定できる一方で、画面表示が隠れてしまい、どこを指定しているのか分かりづらいというデメリットもあった。 iOS 15では画面を長押ししてテキストカーソルを表示させた場合に、すぐ上部に拡大ルーペが表示されるように改善されている。直感的かつ正確に操作できる方法なので、ぜひ覚えておきたいテクニックの1つだ。

(2)音声入力の制限がなくなった

 iOSではソフトウェアキーボード上に表示されるマイクのアイコンをタップすることで、音声入力を利用できる。文字通り、口で話した言葉を自動で認識して、それをテキストとして入力してくれる機能だ。滑舌よくはっきりと話す必要はあるが、シーンによっては手でキーボードを操作するよりも容易に長文を入力しやすい。 iOS 15における音声入力に関するアップデートについては、2つ覚えておきたいポイントがある。1つ目は、日本語を含む複数言語の音声入力が、オンデバイス処理になったこと。要するにインターネット接続がない状態でも、音声入力が行えるようになった。 2つ目は、一度の音声入力における制限時間がなくなったこと。これまでは60秒間という制限があったが、iOS 15ではこれがなくなり、テキストの長さに関わらず音声入力ができるようになっている。

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