• 17/04/2022
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Google本家からChrome OS Flex登場!いろいろなマシンへ入れてみた

準備

 「Get early access to Chrome OS Flex」というページがここにある。[Try Chrome OS Flex]のボタンを押すと、名前などを入力するフォームを表示する。登録するとアップデート情報などが送られてくるが、実はここに登録しなくてもChrome OS Flexはインストールできる。

Get early access to Chrome OS FlexTry an early version of Chrome OS Flex for free

Google本家からChrome OS Flex登場!いろいろなマシンへ入れてみた

 方法は簡単。PC、MacどちらでもいいのでWebブラウザのChromeを起動。拡張機能の「Chromebookリカバリ ユーティリティ」をインストールする。これは通常Chromebookなどのリカバリーイメージを作成するユーティリティだ。今回これをそのまま流用するとは思ってもみなかった。メディアは8GB以上のSDカードもしくはUSBメモリを用意する。

 Chromebookリカバリ ユーティリティを起動し、リストからモデルを選択、モデルメーカー=Google Chrome OS Flex、製品=Chrome OS Flex(Developer-Unstable)とし、次の画面でメディアを指定して焼けばブートイメージが出来上がる。

拡張機能のChromebookリカバリ ユーティリティChromebookリカバリ ユーティリティを起動し、8GB以上のメディアを接続、メーカー=Google Chrome OS Flex、製品=Chrome OS Flex(Developer-Unstable)を選択

 後はこのメディアを使ってブートすればChrome OSが起動し初期画面が表示される。初めは英語表記なので言語とキーボード(JIS配列の場合)を日本語にすれば画面が切り替わり、ストレージにインストールするか、このメディアで動かすかの2択となる。

 後者のケースでもUSB 3.0に対応したそれなりの速度の出るメディアであれば結構普通に使うことが可能。機能制限も触った範囲では特にない。お試しやサウンド、カメラなどデバイス系のチェックをするだけならこれで十分だ。

 前者の場合注意する点としては、インストール先のドライブやパーティションを選択できず、使えるドライブ(のどれか)を初期化してしまうこと。従って複数のSSDや単一のSSDでパーティションを切ってマルチブートしている時は、環境がChrome OSに書き変わる。これが嫌な時は一旦ストレージを外し、別途用意したストレージに入れることになる。

MINISFORUM DeskMini UM270のM.2 SSD(中にWindows 10)を外して2.5型SSDを装着初期画面。今のところCloudReady 2.0となっている(本家が1.0?)言語の設定。日本語へストレージにインストールするか、このメディアで動かすかの2択ストレージに入れる場合は、全部消えるけどOKかの確認パネルが出る

 ストレージにコピーが終わると自動的に電源OFFとなるのでメディアを抜き再起動。同じように言語を設定後、Wi-FiネットワークやGoogleアカウント設定を行えばChrome OS Flexのホーム画面となる。