• 24/02/2023
  • Homesmartjp
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Amazon「Fire TV Stick」を低速モバイル回線で活用してみる

容量制限がかかった状態で試してみる

 今回使っている楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」は、楽天回線ではほぼ通信容量を使い放題だが、パートナーエリアとなるau回線は月間5GBまでで、これを超過すると1Mbpsの速度まで落ちる。

Amazon「Fire TV Stick」を低速モバイル回線で活用してみる

 ただし、「my楽天モバイル」の設定であらかじめ低速モードへ切り替えておけば、楽天回線エリア外のパートナーエリアでも、1Mbpsに制限されたままの状態ながら、ずっと通信をし続けられる。

 データ超過時の速度制限が1Mbpsのプランは、ほかにY!mobileやUQ mobileでも用意されているし、UQ WiMAXも直近3日間で10GB以上使った場合の制限は1Mbpsだ。また、NTTドコモの30GBまで使える「ギガホ」というプランでも、容量超過時の制限速度は1Mbpsとなっている。

「Rakuten UN-LIMIT」の回線では、「my楽天モバイル」のアプリやウェブページで「データ高速モード」をオフにしておくと、パートナー回線接続時に通信速度が1Mbpsに制限される代わりに通信容量が減らない。最近は、こうしたモードが他社回線でもよく見られる

 この1Mbpsという速度は、実際のところ動画視聴にも意外と使えてしまう(もちろん画質は妥協する前提で)。これまで多かった128kbpsの帯域制限は、スマホで何をするにも止まったようになってしまい、動画の視聴などはどうにもならなかったが、1Mbps制限であれば、ワリと使える感触の人が多いのではないかと思う。

 今回は、この1Mbpsの制限下で、Fire TV Stickの動画を視聴したときの快適度を見てみよう。設定の前回紹介したものを適用していることが前提で、その詳細は前回を参照して欲しいが、具体的には以下の内容だ。

  1. [設定]―[ディスプレイとサウンド]―[ディスプレイ]で[720p 60Hz]を選択
  2. [設定]―[ディスプレイとサウンド]―[色深度]で[8ビット]を選択
  3. [設定]―[環境設定]で[データ使用量の監視]を[オン]にする
  4. [ビデオ画質を設定]で[標準画質]を選択
まずは、チェックも兼ねて現在の回線速度を測定。ちょうど1Mbps弱というところ[設定]―[ネットワーク]から接続中のSSIDを選んで回線状態チェック。特に問題はなく通信状態は良好ホーム画面の読み込みでレスポンスが落ちるときもあるが、ほぼ支障なく使える