Zoomで背景をぼかしたい! できないときの原因や対処法もわかりやすく解説
Zoomの背景のぼかし方や背景画像の設定方法について解説します
Zoomの背景を設定する方法
Zoomは背景を簡単に変更したりぼかしたりできます。手順を知り、オンライン会議などで発生する不安を軽減しましょう。
あらかじめ設定しておく方法
Zoomの背景は、ミーティングルームを立てる前にアカウントの設定から変更することができます。
ホーム画面でアカウントのアイコンをクリックすると「設定」という項目が出てきます。この設定をクリックすると、「背景とフィルター」という欄があります。
カーソルを合わせるとテストモニターのように、相手から見てどのように映るのかが確認できます。自分の背景を好きな画像にしたい場合は、こちらで任意のバーチャル背景を選びましょう。
スマホで設定をする時は、同じくホーム画面から「設定」の項目をタップします。そして「ミーティング」を選択し下のほうにスクロールすると、「次のためにバーチャル背景を保存」とあるのでこちらから有効化しましょう。
背景は、Zoomに元からある画像を使用することも、自身のフォルダから好きな画像を背景に設定することも可能です。
Web 会議が始まってから設定する方法
Zoomの背景は、ミーティングルームが立ち上がってからでも変更できます。
ミーティングルームの画面の下にあるアイコンに「ビデオの停止」という項目があるので、右上をクリックしましょう。すると「バーチャル背景を選択」という欄が出てくるので、選択すると先ほどのテストモニターのような画面がもう一度立ち上がります。
ここからは、あらかじめ設定した際の方法と同じで、任意のバーチャル背景を選び、適用させるだけで完了です。
スマホでの変更方法は、ミーティングルームを立ち上げたあと、下に並ぶアイコンのうち「詳細」をタップします。すると「バーチャル背景」という欄があるので、ここから設定しましょう。
Zoomの背景ぼかしを設定する方法
Zoomには背景を偽装する「ぼかし」機能があります。あからさまなバーチャル感が会議の場にそぐわないときや、もう少し自然な方法で隠したいシーンで、ぼかし機能はおすすめです。ぼかし機能を使うと、すりガラスのようなモザイク効果をかけることで自分の背景を隠すことができます。たとえ部屋が散らかっていたとしても、相手にはぼんやりとしか表示されません。
Zoomの背景をぼかす方法
Zoomのバージョン5.5.0から、新たにバーチャル背景に加えて「ぼかし」という機能が使えるようになりました。ぼかしの使い方は、先ほどのバーチャル背景の設定手順とほとんど同じです。ミーティングルームやホームから、テストモニターの設定画面へ進みます。
バーチャル背景を選ぶ際に「ぼかし」という画像の項目があるので選択しましょう。すると、背景にぼかし効果をつけることができます。
ぼかし機能が使えない時の代わりの方法
現在ぼかし機能はPCで使うことができます。しかし、アップデートをしていなかったりPCが古かったりすると使うことができません。また、スマートフォンはバーチャル背景のみ設定できますが、ぼかし機能は使うことができないので注意しましょう。
どうしても「ぼかし風」の背景にしたいという場合は、まず自室もしくは適当な場所を撮影して保存します。保存した写真を、加工アプリでモザイク処理し、その後バーチャル背景としてこの画像を適応しましょう。
そうすれば、自分の背景をぼかした画像に設定することができるます。スマホから背景をぼかしたようにみせたい方はぜひ設定してみてください。
Zoomの背景ぼかしができない原因と対処法
Zoomで背景ぼかしが設定できないときはどのように対処すればいいのでしょうか。背景がぼかしができない主な原因別にまとめました。
Zoomのバージョンが5.5.0より古い
Zoomの背景ぼかし機能が追加されたのは、バージョン5.5.0以降です。インストールされているZoomアプリが5.5.0より前のバージョンだと、そもそも背景ぼかし機能がないため使えない……ということになります。
バージョンが5.5.0より前の人は、以下の手順でアップデートを行ってみましょう。
1.アプリ画面の右上にあるユーザーアイコンをクリック2.「アップデートを確認」をクリック3.「更新が利用可能」と表示されたら「更新」をクリック
アップデートが完了して「最新の状態を保っています」という表示に切り替われば、背景ぼかし機能が使用できるようになっているはずです。
デバイスのスペックが不足している
Zoomのバージョンが5.5.0以降なのに背景をぼかせないという場合は、PCなどのデバイスのスペックが要件を満たしていない可能性があります。
Zoomのバーチャル背景機能を利用するうえで推奨される各種デバイスのスペックは以下の通りです。
【Windows】
Windows10(64ビット)Intel第6世代i5デュアルコア以上のプロセッサ(2.0 GHz以上)HD620 グラフィックスを搭載したIntel CPUAMD Ryzen 5/7/9 以上
【MacOS】
MacOS10.14以上第4世代i7クアッドコア以降プロセッサ第6世代i5デュアルコア以上のプロセッサ
【iOS】
iPhone8・8+・XiPad Pro・第5世代/第6世代 iPad 9.7
【Android】Android8.0以降
【Linux】
デュアルコア2Ghz以降のプロセッサ(i5/i7またはAMD相当)
詳細はZoomのサポートサイト内の「バーチャル背景のシステム要件」にも記載があります。
ビジネスシーンで背景を設定する際に気を付けること
オンライン会議には会社の重役や社員が一同に集うようなものもあり、バーチャル感のある背景が浮いてTPOにそぐわないということも考えられます。ビジネスシーンにおけるTPOにあった背景の選び方と、部屋で配信する時のプライバシーの守り方についてご紹介します。
ビジネス向きの背景の選び方
会議でZoomを使うとなった時には、できるだけシンプルなバーチャル背景を用意するのがいいでしょう。最初からプリセットされている背景には、景色や森林といった色味の強いものが多いです。
そのため、あらかじめ真っ白な画像を用意して自分の背景として使うのはおすすめです。また、先ほど紹介したぼかしの機能を使って自室を写すことも、自然で浮きにくい背景となるでしょう。
プライバシーの守り方
プライバシーを守りたい場合は、Zoomのバーチャル背景機能を使いましょう。会議の人数が増えるほど、より不特定多数の人に自室を見られることになります。ベランダから家の場所を特定され犯罪に巻き込まれたというニュースもあるくらいです。
プライバシーを大切にしたい方は、できるだけ背景を隠す、もしくはぼかすなどの対策をとりましょう。
Zoomの背景を変えてオンライン会議をしよう
Zoomのバーチャル背景やぼかし機能は簡単に設定することができます。自宅でのオンライン会議中に、自身のプライバシーが社内に知れ渡るようなことがないよう気を付けつつ、便利な機能を有効活用していきましょう。