• 02/03/2023
  • Homesmartjp
  • 1179 ビュー

誰でも使えマウス! 「PowerToys」に新しいアクセシビリティ機能が実装へ

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

マウスカーソルの一に縦横十字の補助線が

 パワーユーザー向けの生産性向上ツールパック「Microsoft PowerToys」には「マウス ユーティリティ」(Mouse utilities)というツールが含まれており、「Mouse utilities」は、[Ctrl]キーを2回押すとマウスカーソルの周辺をハイライトしてくれます。モニターの枚数が増え、解像度も飛躍的に向上したたせいか、最近マウスカーソルを見失うことの多くなった筆者にとって、大変ありがたい機能です(歳のせいではないはず!)。

マウスカーソルの周辺をハイライトしてくれる「PowerToys」の便利機能関連記事

見失ったマウスカーソルを探す「PowerToys」機能が強化、プレゼン支援機能も追加される

  • マウスカーソルはどこじゃ…… 敬老の日におじいちゃん・おばあちゃんに教えたい裏技

  •  これがなんと、現在開発中のv0.55でまた強化されるのだそう。「GitHub」のプルリクエストでその内容が明かされています。

    誰でも使えマウス! 「PowerToys」に新しいアクセシビリティ機能が実装へ

     この機能は「Inclusive Mouse」――意訳すると「誰でも使えマウス」とでもなるでしょうか――と呼ばれており、マウスカーソルの位置に縦横十字の補助線を描きます。[Ctrl]+[Alt]+[P]キー(変更可能)でON/OFFできる仕組みで、必要なときだけ表示できるのがよいですね。カーソル付近には線がないので、補助線が邪魔になることもありません。

     また、元々はアクセシビリティチームによってデザインされた機能で、線の色や太さ、境界線などを自由にカスタマイズできるのも特徴。ユーザーのニーズに合った表示を実現できます。

    アクセシビリティチームによってデザインされた機能で、カスタマイズ性も高い

     そのほかにも、v0.55では.NET 6へのアップグレードや「Monaco Editor」を用いた開発ファイルのプレビュー画面統合などが実施される見込みです。インストール時に表示されるUACプロンプトを削減する取り組みも進められるとのことで、期待が膨らみます。

    「PowerToys」を使いこなして効率UP! プレビュー版を一足先に体験 2020年 記事一覧