包丁は三徳よりも牛刀が万能!? 種類と使い分けを知って自炊を快適に
三徳は万能選手! でも「帯に短し、たすきに長し」
関孫六 匠創 三徳 165mm AB5156(4,950円)刃渡り16.5cm前後の長さがメインで、比較的薄めの刃を使用している三徳包丁。万能がゆえに最初の1本として購入する人が多いのですが、現実的には切れない食材、切りにくい食材があると林さんは話します。
「魚を捌くときは硬い骨を断ち切らなければならない場合もあるため、刃が薄い三徳では刃こぼれする可能性があります。また、スイカなどの大きい食材や、カボチャなどの硬い食材も切りにくいものです。あらゆる食材を快適に切り、楽しく調理するなら、やはり専用包丁を買い足して上手に使い分けることをおすすめします」
たしかに三徳1本だけですべてを何とかしようとすると「もっと刃が長ければ、厚ければ」と思うことがあります。家庭によって頻繁に登場する食材は違いますから、三徳包丁では「足りない」と思った部分をフォローできる専用包丁を買い足すのがいいのかもしれません。
より短く扱いやすい小三徳もある。関孫六 いまよう 小三徳 145mm AB5457(4,400円)「三徳は万能なぶん、『帯に短し、たすきに長し』というところがあります。しかし専用の包丁を使えば作業効率が良くなり、調理も楽しくなるものです。さらに食材に優しいので断面がきれいになり、歯触り、舌触り、鮮度、風味など、いろいろといい結果が得られる。そこが複数の包丁を使い分ける一番のメリットです」