「Pixel 6 Pro」に色々なマイクを接続して録音できるか試してみた
今更ではありますが、「Pixel 6 Pro」をお借りする機会を得たのでしばらく使ってみています。既に多数の情報やレビューで紹介されている通り、「Tensor」の搭載でカメラや音声認識の強化などがなされているというのは多くの人が知るところでしょう。
取材の文字起こしをする機会が多い筆者としては、やはり日本語の文字起こしに対応したボイスレコーダーが非常に便利と感じています。録音時の音声の質が悪く、雑音が入っていたり、音が割れたりしていても割と正確に文字に変換してくれるのですが、認識精度を高めるには録音時の音質を高めた方がいいことに間違いありません。
そこで活用したいのが外部接続のマイクなのですが、スマートフォンの場合BluetoothやUSB経由でマイクを接続できても、アプリ側がそれらに対応していないので使えないケースが少なくありません。ではPixel 6 Proのボイスレコーダーアプリはどうなのか? と設定を確認してみたところ、外部接続されたマイクを自動検出する仕組みが用意されているではありませんか。
「Pixel 6 Pro」のボイスレコーダーアプリの設定を確認したところ、外部接続のマイクを自動検出する仕組みが存在していたそこで早速さまざまな種類のマイクを接続して録音を試してみることに。まずはBluetooth接続できるワイヤレスマイクの「SmartMike+」を接続して録音を試してみたところ、問題なくマイクから録音できました。
「SmartMike+」をBluetoothで接続した後に録音開始すると、ちゃんとSmartMike+を認識してそちらから音を拾ってくれる続いてUSB接続のマイクなのですが、スマートフォンにUSB接続できるマイクはあまり数がないことから、USB OTGケーブルを経由して手持ちのパソコン用USBマイクを接続し、認識するかどうかを試してみました。するとこちらも問題なく認識し、マイクから録音することができました。
USB OTGケーブル経由でパソコン用のUSBマイクを接続したところ。こちらもちゃんと認識してくれたであれば、USB接続のオーディオ変換アダプタを使ってパソコンなどから直接音声を入力できれば、以前録音した取材音声やオンラインの発表会なども文字起こしできるのでは? と思い立ち、実際にやってみることに。
ノートパソコンで使っていたUSBのオーディオ変換アダプタがあったので、これをUSB OTGケーブル経由でPixel 6 Proに接続、ボイスレコーダーアプリで録音してみたところ、こちらも問題なく録音、ならびに文字起こしすることができました。
同じくUSB OTGケーブル経由でパソコン用のUSBオーディオ変換アダプタを接続して録音。パソコンやボイスレコーダーなどの音を直接取り込んで文字起こしできるので便利だそしてこの組み合わせが大いに役立ったのが「CES 2022」です。
新型コロナウイルスの影響もあって、2022年もCESの取材はオンラインで進めていたのですが、Pixel 6 Proのボイスレコーダーアプリは英語にも対応しているので、パソコンからオーディオ変換アダプタ経由でPixel 6 Proのボイスレコーダーに音声を入力して録音。
そして、テキストに変換した内容を翻訳アプリで日本語化して内容を把握することで、英語が苦手な筆者でも講演の内容を理解し、取材を快適に進められたのです。
先の構成で「CES 2022」のプレスイベントや基調講演などを録音。英語での文字起こしは日本語より精度が高いので、翻訳アプリを介せば結構正確に内容を知ることができるこうした使い方はやや特殊ではありますが、ボイスレコーダーアプリが外部接続のマイクに対応していることで、その使い方の幅が大きく広がることは確か。Pixel 6シリーズを使っている人ならぜひ有効活用したいところです。
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