Googleってやっぱすご。Google Fitに「Pixel 6で心拍数を測れる機能」がやってきた
精度が想像以上によくてびびりました。
Google FitにPixel 6単体で心拍数を測定する機能が早期アクセスで追加されました。公式リリースではなく削除される可能性がありますよ、あと医療目的では使わないでね!と注釈がついています。以前に予告されていた機能ですね。
スマートウォッチや専用の心拍計なしで心拍数をとれるようにしようって発想はすごーくGoogleっぽい。とりあえず試してみました。
Google Fitの「心拍数を測定」という機能
Google Fitを起動してダッシュボードを下にスクロールしていくと、こんな項目が。「はじめる」をタップすると、カメラに指を当ててね、と言われ、その通りにすると計測が始まりました。35秒くらいすると結果が出ました(トップ画像参照)。
Apple Watchと似たような数字が出た
この数字は正確なんでしょうか? 気になったのでApple Watchと同時に計測、比較してみました。すると、画面にはほぼほぼ同じ数字が表示されていました。Apple Watchで98だとGoogle Fit上では99、104になれば105、みたいな感じ。これにはちょっと驚き。
Apple Watchはこのような光学式センサーを手首に当てて心拍数を測っています。しかも、Apple Watchの精度は専用の心拍計と比べても悪くありません。…Google Fitの「心拍数の測定」、スマートウォッチに近い実用的な高精度じゃん! 今回はPixel 6 Proのカメラで試しましたが、心拍計測専用でないもので測ってそれって…Googleマジックすぎ。
今後に期待、な機能
とはいえ、指をスマホカメラに一定時間当てて測るという仕様上、スマートウォッチなどのように活動量計測に使えません。すごいし、おもしろいんだけど、常にスマウォを着けちゃってる自分には用途が想像しにくかったです。毎朝同じ時間に健康チェック目的で測りたい人や、スマートウォッチはもってないけど運動後の心拍数を知りたい人にとっては有用だったりします?
今は計測自体ができませんが、もし手首計測でこの精度を出せるようになったら、Pixel 6を腕に固定することでスマートウォッチの代用になるでしょう。今後の発展・展開に期待したいところです。
ちなみに、呼吸数の測定という機能も追加されていました。インカメラで顔と胸の動きを読み取ってカウントするようでした。こちらも自分には用途が見えなかったのですが、マインドフルネス的に息を整える習慣がある方だと活かせるかもしれません。
とりあえずGoogleやべぇな感は味わえました。Pixel 6シリーズをお持ちの方はよろしければお試しください(9to5Googleによると、手元のスマホで「心拍数の測定」「呼吸数の測定」が出現したのはPixel 6シリーズのみだったとのこと。日本版のリリースノートも「スマートフォンのカメラ(選択したデバイス)」で、という表現になっていました)。
Source: Google Fit via 9to5Google