• 14/10/2022
  • Homesmartjp
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「アレクサ、〇〇して」 増えるスマートスピーカー対応家電 スマートホームサービスとの連携も

家電だけじゃない! 住宅設備も音声操作に対応

 恒常的に音声で操作するメリットが特に大きいと期待される家電といえばエアコン。使った後、元の場所に戻さず、行方不明になりがちなリモコンを探す必要がなくなるからだ。同様に浴槽の湯張りでも、壁付けのリモコンの前まで移動する時間がなくなるので恩恵は大きいとみられる。 ノーリツは3月1日に、無線LAN対応給湯器リモコンと組み合わせ、湯張り・追い炊き・床暖房に加え、浴槽の自動洗浄の指示が可能な新システムの提供を始める。近々、浴室リフォームや新築・中古住宅の購入を検討しているなら覚えておこう。■ノーリツ:無線LAN対応給湯器リモコンに対応する給湯器呼びかけワード例:「アレクサ、ノーリツでお風呂を洗って」※3月1日提供予定(専用の「わかすアプリ」のアップデートで適用)  一つのアプリに集約し、まとめて制御したいなら、個々の製品・アプリではなく、各社が提供する有料のスマートホームサービスにも目を向けてみよう。例えば、「セキュリティー」と「オートメーション」を中心としたソニーネットワークコミュニケーションズのスマートホームサービス「MANOMA(マノマ)」のAmazon Alexa搭載「AIホームゲートウェイ」はスマートスピーカーとしても利用でき、auのスマートホームサービス「au HOME」は赤外線リモコンと別売のスマートスピーカーと組み合わせ、エアコン、テレビ、照明を音声で簡単に操作できる。■スマートホームサービス「au HOME」基本利用料:月額490円(赤外線リモコン+マルチセンサー)スキル名:au HOME呼びかけワード例:「アレクサ、照明をつけて/消して」■スマートホームサービス「MANOMA」基本利用料:月額3580円(アドバンスプラン:AIホームゲートウェイ+室内コミュニケーションカメラ+Qrio Smart Tag+開閉センサー2組+Qrio Lock、Qrio Hub)呼びかけワード例:「アレクサ、マノマで戸締りを確認して」  ノーリツによると、声で湯張りから浴槽の自動洗浄まで行える新システムは、共働き世帯が増加し、「限られた時間でさまざまな生活シーンを有効に過ごしたい」というニーズの高まりを受けて開発したという。さらに一歩進んで、一部のメーカーは、音声操作やリモコン操作すら不要な、いつもの行動にあわせてAIが自動的に機器の電源をオン・オフするといった「完全自動化」を目指す。いずれにしても、今後もますます広がると思われるAI搭載家電・住宅設備に注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美)

 「アレクサ、〇〇して」 増えるスマートスピーカー対応家電 スマートホームサービスとの連携も