• 03/01/2023
  • Homesmartjp
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8千円の中継機でもWi-Fi 6メッシュができる! 1万3千円のTP-Linkルーターで組んでみた!

 最新のスマホやPCには、Wi-Fi 6対応製品が増えてきた。とはいえ、ルーターがWi-Fi 6に対応していなければ宝の持ち腐れだ。

 そのWi-Fi 6に対応するルーターも普及期に入り、お買い得なモデルが花盛りという状況で、導入を検討するのには、ちょうどいい時期になって来ている。

 とはいえ、Wi-Fi 6ルーターを導入したところで、Wi-Fiが快適に使えるエリアが大きく広がるわけではない。ちょっと広めの一軒家やファミリータイプ間取りのマンションでは、ルーター1台だけでは、どうしても電波の手薄な場所ができてしまう。

8千円の中継機でもWi-Fi 6メッシュができる! 1万3千円のTP-Linkルーターで組んでみた!

 そんなときに便利なのがメッシュWi-Fiだ。各社が力を入れているが、Wi-Fi 6のメッシュルーターはまだどれも比較的高価なため、二の足を踏んでいる人も多いのではないだろうか。今回は、中継機と組み合わせて、ちょっとリーズナブルにWi-Fi 6メッシュ環境を構築する方法を紹介しよう。

Wi-Fi 6ルーター「Archer AX73」と、Wi-Fi 6中継機「RE605X」で、「TP-Link OneMesh」のメッシュ環境を構築してみる

 今回紹介するWi-Fi 6ルーターは、TP-Link「Archer AX73」というスタンダードモデル。最大通信速度が5GHz帯接続時で4804Mbps、2.4GHz帯で574Mbpsのデュアルバンドに対応する。

 これに同じくTP-Linkの「RE605X」というWi-Fi中継機を使うことで、電波の届くエリアを拡張してみたい。TP-Link独自の「OneMesh」という機能で、メッシュエリアとして広げることが可能なのだ。設定後は、2台分のWi-Fi電波圏内では同じSSIDのまま、強い電波の方へシームレスに自動で切り替わるようになる。

 ただ、あくまでもデュアルバンドでのメッシュになる。メッシュでのエリア拡張では、機器間もWi-Fiの無線で接続する。これはバックホール(backhaul)とも呼ばれ、デュアルバンドの2つのうち1つは、このバックホールでの通信に使われる。

 ちなみに、Wi-Fi中継機(エクステンダー)とメッシュWi-Fiは動作が似ているが、中継機は同じエリアに1台のみしか接続できないのに対し、メッシュは複数台を同じSSIDで使い、子機からの接続先も自動でシームレスに切り替わるという違いがある。