• 12/03/2023
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発明で地球を救う! 注目の21歳現役東大生・村木風海、二酸化炭素回収マシーン「ひやっしー」を語る

現役の東大生で、化学者として国内外で注目されている村木風海(むらき かずみ・21)さんが、10月10日(日)に放送された、女優の戸田恵子(64)がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)にゲスト出演。地球温暖化への影響が大きいといわれる二酸化炭素を、世界で初めて、どこでもCO2を直接回収できるマシーン「ひやっしー」について紹介した。

 発明で地球を救う! 注目の21歳現役東大生・村木風海、二酸化炭素回収マシーン「ひやっしー」を語る

(写真:ニッポン放送)

村木さんは東京大学工学部の学生でありながら、昨年2020年に一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA:シーラ)を立ち上げ、その代表理事・機構長を務めている。小学生の時に抱いた夢“火星への移住”を叶えるために「火星を覆う空気中の95%の二酸化炭素を回収する研究」をスタートし、その後、地球温暖化を止める為の研究も取り組むようになったと語る。村木:火星は二酸化炭素が95%もあって、二酸化炭素だらけの惑星なんです。戸田:へぇ!村木:火星に人が住めるように、なんとか二酸化炭素を集めてどうにかしようと思い始めて。中学2年生の時に温暖化の専門書と出会ってから、自分がやっている火星の二酸化炭素の研究が、地球を守ることに役立つことに気付いて、そこから、地球を守る研究と火星を拓く研究の両方を軸にすることにしました。戸田:二酸化炭素マニアみたいになって、すごい発明をされたそうですね?村木:高校2年生の時に、世界で初めて、世界で一番小さい、誰もがボタン一つ押すだけで簡単に空気中から二酸化炭素を集められる装置「ひやっしー」を発明しました。戸田:これはその名の通り、冷やすということですか?村木:そうです。地球を冷やすということで、ひやっしーです。戸田:かわいい(笑)村木:二酸化炭素掃除機みたいな感じで、見た目はスーツケース形の装置で、機内持ち込みできるスーツケースの大きさです。上にタブレット端末が乗っており、画面にニコニコ顔も表示されている、ゆるキャラロボットなんですが、側面から空気を吸い込んで、中に筒みたいな物が入っていて、その中で化学反応起こして二酸化炭素だけが溶け込むんです。戸田:はい。村木:そして、二酸化炭素が無くなった空気がもう一度外に出てくるという装置です。戸田:私も今、ひやっしーの映像を見せてもらいましたが、本当にスーツケースみたいな大きさですね。村木:ひやっしーはお喋りもできまして……。戸田:ええっ! 本当ですか!?村木:人工知能を搭載しているので。戸田:すごい! じゃあ、寂しければ会話してもいいんですか?村木:僕も家に帰って、一人で寂しく「ただいまー」って言うと、「おかえり きょうは よくがんばったね」みたいな感じで、癒してくれるんですよ(笑)戸田:じゃあ、“いやっしー”でもあるんですね!(笑)村木:そうなんです(笑)戸田:これは、誰でも手に入れたりすることができるんですか?村木:去年からCRRA(シーラ)のWebサイトで販売していて、月額レンタルでみなさん使うことができます。個人の家庭や大企業のオフィスにもあるし、薬局、病院、塾とかいろんな世の中の場所に置かれ始めています。戸田:いやぁ、すごいわぁ……。二酸化炭素を集められる装置・ひやっしーを高校2年生の時に発明したという村木さん。実際に国の事業に選択され、高校3年生の夏休みは受験勉強をしながら、祖父と一緒にひやっしーを21台も手作りしたそうだ。番組ではこの他にも、村木さんが火星移住に憧れたきっかけ、二酸化炭素の使い道について、また、空気から集めたCO2から直接ガソリンの代替燃料を合成するという「そらりん計画」についても紹介した。