• 06/03/2023
  • Homesmartjp
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ボッシュ、フォードとベッドロックと協働で「全自動駐車」のデモンストレーションを実施

 ボッシュ、フォード・モーター、ベッドロックは8月26日(現地時間)、デトロイトにあるベッドロックの「アセンブリー・ガレージ」内において、ボッシュのスマートなインフラシステムを活用し、ネットワーク化されたフォード・エスケープのテスト車両が自動で運転、駐車を行なうというデモンストレーションプロジェクトの開始を発表した。

 これは、駐車場内で車両が自動駐車する自動バレーパーキング向けの、米国初となるインフラ協調のソリューションとなる。デモンストレーションは、ミシガン・セントラル駅を主体とする、フォードの新モビリティイノベーションの拠点となるコークタウン地区で行なわれている。

 この地区は、世界中からモビリティイノベーターやディスラプターが集まり、都市交通の課題を解決し、あらゆる人のモビリティアクセスを改善し、ネットワーク化と自動化の進む世界に備えるための新たなソリューションの開発や実証、立ち上げが進められる見込みがあるという。

ボッシュ、フォードとベッドロックと協働で「全自動駐車」のデモンストレーションを実施

 フォード・モーター・カンパニーの最高技術責任者であるケン・ワシントン氏は「私たちは、人々がより自信を持って運転できるようサポートする優れた運転支援システム“Ford Co-Pilot360”の展開を拡大する機会を常に探っており、自動バレーパーキング技術には大きな期待を寄せています。ボッシュとベッドロックとの協業は、周囲の状況をよりよく認識しながらも、少ない車載コンピューティングによりデザインやパッケージング、価格設定に寄与する高度な自動運転車両など、将来に向けた私たちのビジョンにも合致しています」と述べている。

アセンブリー・ガレージ入口

 デモンストレーションは、不動産デベロッパーのベッドロックがコークタウン地区で手がけた初めての住居再開発プロジェクト「アセンブリー・ガレージ」の1階で行なわれている。このプロジェクトは、新しい建物や歴史的な建物と駐車やモビリティに関する最新技術を組み合わせるというベッドロックのビジョンを体現していて、同社は他にも「フリー・プレス・ビルディング」の1階部分の搬入口から入った車両を自動で地階に駐車し、返却も自動で行なうという、最近設置された米国中西部初の自動駐車場も手掛けている。

 ベッドロックの最高情報責任者であるHeather Wilberger氏は「私たちは、デトロイトにおいて駐車とモビリティの取り組みの最前線に立てるよう努めています。なぜなら、私たちは不動産とモビリティをつなぐ重要性を認識しているからです。このソリューションは、駐車時間を大幅に短縮するだけではありません。デトロイトに自動駐車をもたらし、我々のテナントや来訪者、近隣住民や居住者に究極の利便性をもたらす最初のステップであると捉えています」とコメント。

 なお、自動バレーパーキング技術は「アセンブリー・ガレージ」のテナントおよびプライベートデモ向けに、9月末まで実演される予定という。