ガーミン、通話できるスマートウォッチ「Venu 2 Plus」
Venu 2 Plus
Venu 2 Plusは、ガーミン初の通話機能を搭載。対応するスマートフォンとペアリングしておくことで、Venu 2 Plus本体を使って発信したり応答したりできる。スマートフォンの音声アシスタントの利用や、対応するスマートホームデバイスの操作も行なえる。「Venu 2」との違いは、この通話・音声機能に対応した点。
本体の左側面にスピーカー、裏蓋側にマイクを搭載しており、Bluetoothヘッドセットのように、ペアリングしたスマートフォンの通話に使うことが可能。着信があった場合は画面の操作で着信に応答、そのまま通話できる。不在着信の場合は画面の通知から折り返しの発信が可能だが、スマートフォン側で一部の操作を行なうケースがある。画面から電話番号を入力して発信することも可能。着信・発信履歴は参照できず、その場合はスマートフォンを操作する。
スマートフォンとペアリングし通話できるダイヤラーも装備左側面にスピーカー裏蓋、側面のボタン近くにマイクの穴追加された右側面中央のボタンで音声アシスタントを起動できるヘルスモニタリング機能は、心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリーに加えて、体のエネルギー残量を数値化した独自の指標「Body Battery」、ストレススコア、睡眠の質を0〜100の数値で示す睡眠スコア、フィットネス年齢の計測などに対応。フィットネス目的での血中酸素トラッキング機能にも対応する。さらに、2分間のセッションを記録して主要なヘルスケアデータが一画面で見られる「ヘルススナップショット」も搭載、Garmin Connectアプリを使用していつでも体の状態を確認できる。
フィットネス機能は、ランニング、サイクリング、水泳、ゴルフなどに加えて、屋内クライミングや、短時間高燃焼運動として注目が高まる「HIIT」(高強度インターバルトレーニング)など、25種類以上のアクティビティに対応する。筋力トレーニング時に鍛えた筋肉部位をグラフィックで表示する機能も搭載、運動の「見える化」でモチベーションアップを図れるようになっている。
Suicaに対応。音楽再生にも対応し、Spotify、Amazon Music、LINE Musicなどのストリーミング配信サービスに対応。最大650曲の音楽ファイルを保存して、ペアリングしたイヤホンなどで再生できる。
左から、通話機能、ダイヤラー、音声アシスタント制御、ヘルススナップショット、血中酸素トラッキングバッテリー稼働時間はスマートウォッチモードで約9日間、GPSモードで約24時間、GPS+音楽再生モードで約8時間。スポーツ時にも十分な稼働時間を確保し、急速充電機能も備える。
衛星測位はGPS、GLONASS、GALILEO、みちびき(補完信号)をサポートする。通信機能はWi-Fi、Bluetooth。
ディスプレイは1.3型、416×416ピクセルのAMOLEDで、鮮やかな発色を実現。常時表示モードも搭載する。ディスプレイ表面はCorning製のGorilla ガラス3。ベゼルの素材はステンレススチール。
ケースの防水性能は5気圧防水で、水泳に利用可能。カラーラインナップはブラック、パウダーグレー、アイボリーの3色。バンド幅は20mm。大きさは43.6×43.6×12.6mm、重さは51g。
「Venu 2」との違いは、マイク・スピーカー搭載による通話への対応と、右側面に音声アシスタントボタンを追加したこと、サイズがケース径が45.5mmから43.6mmにわずかに小型化したこと。ケース径はベゼルを細くしたことによる変化で、ディスプレイサイズは変わっていない。
左から、Black/Slate、Powder Gray/Passivated、Ivory/Cream Gold