国内正規品のスマートプラグ、TP-Link HS105を早速利用
インターネット経由でスマートフォンなどからリモートコントロールができ、スマートスピーカーとも連動する機器が増えているが、最も簡単に電源を入り切りするだけの製品がなかった。2018年になってやっとTP-Linkから「ミニ スマート Wi-Fi プラグ HS105」が国内発表、発売となったので早速使ってみた。
コンセントにつなぐ機器をインターネットからリモートコントロールができる機器は、技術的に難しいものではなく10年以上前からあった。最近になって海外ではスマホで気軽に利用できる製品が続々登場し、スマートスピーカーとの連動も開始している。しかし、日本では正規品として入手できず、コンセントのリモコンを利用する場合は赤外線リモコン経由など、複雑な方法をとるしかなかった。
そんななか日本国内でも大手を振って利用できる製品としてTP-LinkのHS105が登場した。TP-Linkは中国のメーカーで、最近ではWi-Fiルーターをはじめネットワーク機器が家電量販店で広い売り場をとって扱われている。すでに身近でTP-Link製品を使っているという人も少なくないだろう。
国内の認証を取得している前置きはともかく、発表時から楽しみにしていたこの製品、予約開始後すぐにオーダーを入れて発売日には入手でき、早速セットアップしてみた。スマートフォンのアプリの画面からタッチひとつでHS105の中のリレーが動き、カチカチと音がして電源の入り切りができる。なかなか楽しい。
形状もコンセントに複数挿せるよう上下方向が薄型になっている。一番下に挿すようにすれば3つ口コンセントでも利用できる。差し込み口を無駄にしやすいACアダプターよりもよく考えられている。
極性まで書いてあり、極性プラグデザインで挿入方向は決まっている3つ口コンセントでも下の段なら挿せる。2つ口なら上下どちらでもOKだ。ただし、極性プラグデザインのため、上下を逆に装着はできないようになっている使用中の様子。オンのときは青色に光いざ使おうと思うと、家のなかを見回してもコンセントのオンオフで動作する製品はそれほど多くないことに気づく。USB充電アダプターにUSBライトを付けてカチカチさせてみたあとに目に止まったものは加湿器。高機能なタイプでなく、単に電源が入っている間は水分が放出されるというシンプルなもので、スマートプラグで操作が可能だった。これなら離れた場所からスマホでオンできて、切り忘れて出かけてもすぐオフできる。
加湿器で使用中。夏場は扇風機や電子蚊取り機の利用も検討しているHS105はKasaアカウントを作成して設定すればアプリから遠隔操作ができるほか、アカウント登録なしでもLAN内のスマートフォンからオンオフができる。リモコン操作でオンオフするほか、時間やシーンを作成して制御も可能。電灯をつないで在宅を装うために規定時間内のランダムな点灯の設定ができる「おでかけ」のモードも利用できる。
スマートフォンでリモート利用。iOSとAndroid用があるタイマーおでかけ内蔵の機能を使うだけでなくスマートスピーカーとの連携もできる。現在のところAmazon EchoとGoogle Homeに対応している。連携させれば何の変哲もない加湿器が音声操作もできる高機能加湿器に変身した。
Google Homeなら、「設定」から「スマートホーム」を押してデバイスを追加する。すでにたくさんのデバイスがあるが、TP-Link Kasaを選ぶID(メールアドレス)とパスワードを入力すれば、ひとまず連携デバイスの一覧にも加湿器が出ているHS105はひとまず加湿器で使ってみたものの、もう加湿器の利用を終える季節。そこで、HS105はやはり電灯で使いたい。市販品もあるがコンセント~電球ソケットのコードを作ってみたので天井に吊るすなどして電球で使いたいと思う。
こんなコードを使えば電灯のオンオフもできそうだ製品名 | 販売元 | 価格 |
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HS105 | TP-Link | 4330円 |