エポスカードが「Google Pay」に対応 NFC対応のAndroidスマホで「Visaのタッチ決済」が可能に
エポスカードは2月14日から、同社が発行するVisaブランドのクレジットカードにおいて「Google Pay」に対応した。Google Payに対象のカードを登録すると、NFC決済に対応するAndroidスマートフォンで「Visaのタッチ決済(NFCコンタクトレス決済)」を利用できるようになる。
エポスカードが「Google Pay」を介したVisaのタッチ決済に対応AndroidスマホにおけるVisaのタッチ決済の利用方法
エポスカードとAndroidスマートフォンを組み合わせてVisaのタッチ決済を利用するには、以下のものを用意する必要がある。
(※1)Visaブランドが付帯しないクレジットカード、プリペイドカードやバーチャルカードは対象外
Google Payの決済方法として既にエポスカードを登録している場合は、以下の手順でVisaのタッチ決済を有効化できる。
- Google Payアプリを起動
- 「支払い」タブを開く
- 登録したエポスカードの欄にある「非接触型決済用に設定」をタップ
- セキュリティコード(※2)を入力し「保存」をタップ
- ロック画面に関する案内を確認したら「OK」をタップ
- 利用規約を確認して「同意して続行」をタップ
- 本人確認方法として「SMSメッセージ」が選ばれていることを確認して「続行」をタップ(※3)
- エポスカードに登録した携帯電話番号宛にSMSが届いたら、そこに記載された6桁の確認コードを入力して「送信」をタップ
- 券面表示(登録完了画面)が出てくるのを待つ
(※2)カードが手元にあることを確認するための3桁の番号(カード裏面に記載されている)(※3)SMSを受信できない場合は電話認証も可能
Google Payを介したVisaのタッチ決済では、元のカードとは別の番号を持つ「バーチャルカード」が使われる。これは先行して対応している一部金融機関のVisaデビットカードやVisa LINE Payプリペイドカードと同じ仕様である。
登録完了直後の画面。カードの券面は持っているカードの種類と原則として連動しているが、一部のカードは異なる券面が表示されるVisaのタッチ決済は、NFCコンタクトレス決済に対応しているVisa加盟店で利用できる。エポスカードを「非接触決済用のメインカード」に設定しておけば、Google Payアプリを起動せずに決済可能だ。
決済時は、画面ロックを解除して使うことが基本だが、日本を含む一部の国/地域では画面ロックを掛けたままでも少額決済は行える(※4)(※5)。
(※4)日本では1万円以下の決済は画面ロックを解除せずに利用できます。他の国/地域におけるロック解除なしで利用できる限度額はGoogle Payのサポートサイトで確認できます(※5)決済金額を問わず画面ロックの解除を必須とする設定も可能です。設定方法は機種によって異なりますので取扱説明書などで確認してください
「非接触決済用のメインカード」として登録しておくと、Google Payアプリを起動しなくてもVisaのタッチ決済を利用できるようになる。一部の国/地域では、少額決済なら画面ロックを解除しなくても行える(日本では1万円以下)画面ロック中に一切の決済を行えないようにするには、機種ごとに指定の方法で設定する。「Galaxy Z Flip3 SC-54B」の場合は端末設定内の「NFC/おサイフケータイ ロック ON/OFF」という項目をオンにすればよいが、記述の通り画面ロック中は「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」も使えなくなるので注意したいQUICPay+への対応は「未定」
従来、Google Payを介したVisaのタッチ決済は、一部の銀行が発行するVisaデビットカードとVisaプリペイドカード(Revoult、Visa LINE Payプリペイドカード)でのみ利用できた。クレジットカードでは三井住友カードが3月をめどに対応することを発表しているが、結果的にエポスカードがクレジットカードにおける“初対応”となる。
一方で、エポスカードはGoogle Pay(Android端末)を介した「QUICPay+」の利用には対応していない。丸井グループ(エポスカードの親会社)の広報室によると、Google Payを介したQUICPay+への対応は未定だという。エポスカードでQUICPay+を利用したい場合は、引き続きApple Payを介してFeliCa対応のiPhoneまたはApple Watchを使うようにしたい。
エポスカードは、Apple Payに登録するとVisaのタッチ決済に加えてQUICPay+も利用できる