• 27/10/2022
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ついにきた! 海外版もまとめて開けちゃう「PCエンジン mini」開封レポート!

 1987年に発売された8ビット機、PCエンジンのミニモデル「PCエンジン mini」がいよいよ3月19日にコナミデジタルエンタテインメントより発売される。

ついにきた! 海外版もまとめて開けちゃう「PCエンジン mini」開封レポート!

 これまでのミニモデルと同様、ミニチュア感のある小型の本体に合計58本(海外版は57本)のゲームタイトルが収録され、テレビやモニタなどに繋いでお手軽にプレイできる作りは先行した他社のミニモデルと同様だ。

 さて、今回日本国内向けには「PCエンジン mini」、北米向けには「TurboGrafx-16 mini」、欧州向けに「PC Engine Core Grafx mini」がそれぞれリリースされる。「PCエンジン mini」には限定タイトルとして「ときめきメモリアル」と「天外魔境II 卍MARU」の2本が収録されるが、一方で「TurboGrafx-16 mini」と「PC Engine Core Grafx mini」には入っている「沙羅曼蛇」が収録されない。逆に海外版には「沙羅曼蛇」が入っている代わりに「ときめきメモリアル」と「天外魔境II 卍MARU」が入っていないということで、タイトルに関しては2:1のトレードのような形になっていて、これが収録タイトル数の58本と57本の違いとなっている。

 また、付属するコントローラは「PCエンジン mini」のみ初代PCエンジンに同梱されていた、連射機能のない「ピーシーエンジン専用パッド」をベースとしたものとなる。一方海外版の付属パッドは連射機能付きの「ターボパッド」で、これはそれぞれの本体の発売当時に同梱されていたコントローラーがそのまま採用される形になっているからだ。

 今回はコナミデジタルエンタテインメントより3製品をお借りすることができたので、本稿ではこれら3製品の外観の違いや、各種機能の特徴までを一挙にまとめてお伝えする。なお、特設ページにて告知されている通り、3種の本体及び周辺機器については新型コロナウイルス感染症の影響を受け発送・着荷のスケジュールに変更が出ている。購入の際はこちらの情報もご確認いただきたい。

3製品を並べてみたところ。「PCエンジン mini」と「PC Engine Core Grafx mini」はサイズがほぼ同一なのに対して「TurboGrafx-16 mini」の倍近い幅の大きさが目立つ。これは元々オリジナルの「TurboGrafx-16」自体の筐体が大型だった事に起因する。オリジナルの上部の出っ張り部分には拡張バスがあり、ここにCD-ROM2などの拡張ユニットが接続できるようになっていた「PCエンジン mini」には連射機能のないPCエンジン用パッドが付属するが、海外版にはどちらも連射機能付きのターボパッドが付属する。これは発売当初に本体に付属していたコントローラーをそのまま再現したからで、海外版のPCエンジンはどちらも国内から2年遅れの1989年にリリースされているため、ターボパッドが標準となっていたのだ