ローランド製ビデオスイッチャーの機能を拡張するiPadアプリが登場

ローランドは、同社製の映像機器にスマートフォンやタブレットからワイヤレスでの映像入力機能を追加可能なiPadアプリケーション「AeroCaster Switcher」の配信を開始した。AppleのApp Storeより、無料でダウンロードできる。

「AeroCaster Switcher」は、ローランド製ビデオスイッチャーのカメラ入力にスマートフォンやタブレットのカメラなどの映像ソースを送出できるiPad用アプリである。「AeroCaster Switcher」をインストールしたiPadをローランド製ビデオスイッチャーのHDMI入力に有線接続して、ワイヤレスで受信したスマートフォンやタブレットのカメラ映像（使用するデバイスに同時リリースのアプリ「AeroCaster Camera」をインストールする必要がある）を切り替えたり合成できるほか、パソコンやモバイル機器の画面を共有することもできる。

前述の「AeroCaster Camera」をインストールしたiOS／Androidのスマートフォンやタブレットなどを最大4台までワイヤレス接続可能（Android用アプリは2022年前半に公開予定）。iPad本体のカメラ映像も追加可能で、計5つの映像ソースから選択して使用できる。「AeroCaster Switcher」アプリにはローランドのビデオスイッチャーに搭載されている映像合成、静止画追加などの映像エフェクト機能も装備する。

対応するビデオスイッチャーおよびA/Vストリーミングミキサーは以下の通り（2021年9月現在）。

使用に際しては、上記デバイスのほか、「AeroCaster Switcher」がインストールされたiPad、Apple製iPad用HDMIアダプター、「AeroCaster Camera」がインストールされたスマートフォンまたはタブレット、高速かつ安定したWi-Fiネットワーク（「AeroCaster Switcher」は、Wi-Fiの接続速度に基づいて自動的に画質を調整する）となっている。また、パソコン画面を共有する場合は、Google Chromeがインストールされているパソコンとインターネット環境が必要。