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【特集】旅立ちの春 インターハイ日本一 日章学園高校ボクシング部・宮崎県
3/7(月) 20:06
この春、卒業を迎えた高校生アスリートを紹介します。 去年夏のインターハイで日本一に輝いた日章学園ボクシング部です。卒業を迎えた選手たちは仲間への感謝の思いを胸に旅立ちます。◆卒業する選手全員がボクシングを続ける 3日に行われた日章学園高校の卒業式。ボクシング部に所属した選手4人とマネージャーも旅立ちの日を迎えました。 去年8月に行われた北信越インターハイでは日章学園ボクシング部は8階級のうち3階級を制し、個人戦のポイントの合計で争われる学校対抗でも日本一に輝きました。 卒業後も選手4人全員がボクシングを続けます。◆これまでの思いが溢れる インターハイでベスト8だった奈須征覇選手は、仲間と過ごす最後の時間でこれまでの思いが溢れました。(奈須征覇選手)「一緒にいつも練習している(他の3人の)3年生は優勝したのに、自分だけできなくて、それがとても悔しくて。でも、いつも一緒にいる3年生が団体優勝のメンバーにしてくれて感謝しかない」◆マネージャー正解! マネージャーを務めた東郷愛美さん。2年生の時には、ほかの3人のマネージャーがやめてしまい、たった1人で選手たちを支えていた時期もありました。(東郷愛美さん)「私じゃ支えられないという気持ちでしかなくて、辞める気持ちでしかなかった。その時部員はやめることに対して引き留めてくれた。その時、引き留めてくれなかったらここにはいなかった」 マネージャーを続けたことを今では誇りに感じています。(東郷愛美さん)「一時期、1人で支えてきて、きつかったが、いい思い出ができて、ここのマネージャー正解でした」◆プロの舞台へ そして、インターハイでライト級王者となった山川健太選手は、プロボクシング世界王者の井上尚弥選手が在籍する神奈川の大橋ボクシングジムに所属します。(山川健太選手)「すぐにプロの舞台っていうことで、身を引き締めていかないといけないのかなと思います。(コロナ禍で)試合がないとか、負けた気持ちとかここで経験しているので、雑草魂じゃないが、しっかり一つ一つこなしていきたい」◆応援を続けてくれた父に感謝 ピン級王者に輝いた金谷成留選手。地元、福岡から応援を続けてくれた父の宏之さんに感謝の思いを伝えました。(金谷成留選手)「日章中学校から6年間いたが、なんの実績も残せてなくて、そんな僕に何も言わずに応援してくれたことに感謝している。ありがとうございました」◆地獄の夏合宿からの脱走も笑い話 ボクシング部のキャプテンを務めたのが瀬井りゅう一選手。(瀬井りゅう一選手)「色んな人に支えてもらってここまで来られていると思って、色んな人に感謝の気持ちでいっぱいです。ちゃんとチームを引っ張れたかどうかはわからないが、みんな、ついてきてくれてありがとう」 自身もミドル級王者となり日本一のチームを引っ張ってきましたが、1年生の時にはこんなエピソードが・・・(瀬井りゅう一選手)「2年前の夏合宿で逃走しました。地獄だったので、地獄から離れようと思った。コーチから電話がかかってきて、宮崎駅のバス停で待ち合わせして確保された」 かつての脱走劇も笑いに変えた瀬井選手。3年間でチームとともに成長し、大きな目標ができました。(瀬井りゅう一選手)「いろんな環境に感謝して目標はオリンピックなので、そこを目標に頑張りたい」 さまざまな困難を仲間とともに乗り越えた選手たちは、さらなる大舞台に向かって飛び立ちます。※MRTテレビ「Check!」3月4日(金)放送分から