サムスンがGalaxy S22など予約者にNFT配布へ、ThetaDropで
サムスンが自社デバイスの予約者にNFTを配布
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韓国サムスン(Samsung)が、自社の新たなデバイスを事前予約したユーザーを対象に記念NFTを配布することが2月14日分かった。今回のNFT配布対象となるのは、サムスンのスマートフォン「Galaxy S22」かタブレット端末「Galaxy Tab S8」のいずれかを事前予約したうえで購入した韓国在住のユーザーとなる。なお各デバイスの事前予約期間は2月14日~2月21日、記念NFTの申し込み期間は2月22日~3月31日となる。発表によると、記念NFTはコンピューターでランダムに生成されるジェネレイティブアートになるとのこと。配布はビデオストリーミングに特化したブロックチェーンプラットフォームであるシータネットワーク(Theta Network)のNFTマーケットプレイス「ThetaDrop(シータドロップ)」にて行われるとのことだ。なおユーザーがNFTを獲得するためには、事前注文の期間終了後にこのプラットフォームに登録し、サムスンメンバーアプリを通じて取得したコードを認証させる必要があるという。獲得したNFTは、申し込み期間中はロックがかけられるようで、期間終了までは内容が確認できない仕様となるようだ。期間が終了するとロック解除ができるとのことだ。なおサムスンは2019年にシータネットワークを運営する「シータラボ(Theta Labs, Inc.)」に戦略的投資をしていた。その他サムスンのブロックチェーン領域の取り組みとして、今年1月に2022年版最新モデルのスマートテレビに、NFTプラットフォームを統合することを発表した他、メタバースプラットフォームであるディセントラランド(Decentraland)上にバーチャルストアをオープンもしている。●NFTとは「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
呉心怡(幻冬舎 あたらしい経済)
最終更新:あたらしい経済