• 22/05/2022
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第2世代の「Google Nest Hub」が5月5日に発売 Soliレーダーで睡眠トラッキングもOK 税込み1.1万円

 Googleは5月5日、スマートディスプレイ「Google Nest Hub」の第2世代製品を発売する。Google Store(Web直販)での税込み販売価格は1万1000円で、ボディーカラーはChalk(チョーク)とCharcoal(チャコール)を用意する。

Google Nest Hub(第2世代)が国内でも販売決定

Google Nest Hub(第2世代)の概要

 新しいGoogle Nest Hubは、初代のサイズ感を維持しつつ、ハードウェアの改良や新機能を追加したことが特徴だ。

 ディスプレイは10.1型の液晶(1024×600ピクセル)と変わりない。画面と縁の切れ目のない「エッジレスデザイン」なので、掃除も簡単だという。

第2世代の「Google Nest Hub」が5月5日に発売 Soliレーダーで睡眠トラッキングもOK 税込み1.1万円

 音楽や動画を楽しむユーザーが多いというフィードバックを受けて、スピーカーの低音は初代比で50%強くなっている。ドライバーのサイズは43.5mmだ。マイクは2基から3基に増強され、特に環境音の多い環境での音声認識精度が向上しているという。

 本体のセンサー類は、光センサー(アンビエントイコライザー対応)に加えて、温度センサーとSoliセンサーを新たに搭載した。カメラは搭載していないが、Soliセンサーを使うことで「Motion Sense」(ジェスチャー操作)を利用できる。

 さらに、Googleも参加しているThread Groupが提唱する家庭内無線通信規格「Thread Radio」にも対応しており、将来的にはProject Connected Home over IPをサポートできる設計となっている。

スピーカーは低音再生能力を向上し、Soliセンサーを使ったMotion Senseにも対応するマイクを3基構成とすることで音声認識の精度を向上。Thread Radioも搭載することで、将来に渡って「ホームIoTデバイスのハブ」として利用できる

睡眠トラッキング機能を搭載

 Google Nestシリーズのデバイスは、寝室に置かれるケースも多いという。そこで、第2世代のNest Hubでは、寝室で使うと便利な機能を複数搭載している。特に力を入れているのが、Soliセンサーを活用した睡眠トラッキング機能だ。

 最近は睡眠トラッキング機能を実装するスマートバンドやスマートウォッチが増えている。しかし、腕に時計を付けないとトラッキングできないことを始めとして、継続した睡眠トラッキングに向けたハードルは意外と高い。

 そこでGoogleは、基本的には“常置”されるNest Hubを使って睡眠トラッキングを取る手法を考案した。Soliセンサーを使って計測対象者の位置を検出し、睡眠中の寝息やいびきと音声、気温や部屋の明るさを記録し、睡眠の質を判定する。各種センサーのデータはNest Hubの本体内で処理し、処理された「睡眠データ」だけがGoogleに送信されるという。

 実装に当たっては、数千人のモニターを対象に10万回を超える睡眠データを取得し、市販/臨床レベルの睡眠トラッカーと同等かそれを上回るパフォーマンスを発揮できたという。

Soliセンサーを活用して、非接触で睡眠トラッキングを行える開発に当たっては数千人のモニターを対象に10万回を超える睡眠データを取得して検証を行った取得したデータはNest Hub上で処理した上で必要なデータのみをGoogleに送信するようになっている

 トラッキングの結果は、Nest Hub上で確認できる他、「Google Fit」をインストールしたスマートフォンからも確認できる。トラッキングデータが充実してくると、Nest Hub側から理想的な睡眠ルーティンの提案も行うという。将来的にはFitbit製のスマートバンドとの連携も検討しているそうだ。

 新しいNest Hubの購入者は、この睡眠トラッキング機能を「プレビュー版」として2022年まで無料で使える。その間に、有料化も含めてサービスのあり方を検討していくという。

起床後にNest Hubに話しかけると、トラッキングの結果の概要を説明してもらえる「睡眠の長さ」「スケジュール(入眠/起床時間の一貫性チェック)」「睡眠の室」をチェックする画面咳(せき)や呼吸のカウントも取れるようになっているトラッキング結果はGoogle Fitでも確認できる

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