• 22/09/2022
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4K120p対応43型で約12万円。ビエラ「JX850」は満足画質と程よいサイズの万能モデル

パナソニックのビエラ(VIERA)シリーズといえば、最近は特に有機ELモデルの人気が高い。他メーカー同様、LGディスプレイ(LGD)製有機ELパネルの採用をするも、他の国内メーカーに先駆けて独自チューニングを施すことで、ワンランク上の性能を実現することに成功。この試みは功を奏し、ビエラは有機ELテレビ製品の中では頭1つ抜けたブランド力を獲得することに至った。事実、2020年発売の有機ELビエラ「TH-55HZ2000」においても、評判通りの高画質性能を確認することができた。

有機ELの常識を覆す明るさ! 最上位4Kビエラ「HZ2000」の画音に惚れた

4K120p対応43型で約12万円。ビエラ「JX850」は満足画質と程よいサイズの万能モデル

ひとまず、上級ビエラの高性能を確認できたので“消費者の味方”である大画面☆マニアとしては、今回はあえて、コストパフォーマンスを重視したスタンダードクラスの実力を確認してみたい。というわけで、今回は液晶ビエラ・JX850シリーズから43型「TH-43JX850」(実勢価格12万円前後)をレビューする。

TH-43JX850

'21年発売の4KビエラはJX850シリーズ以外にも、上位にはJX950/JX900シリーズ、そして下位にはJX750シリーズを展開する。

価格と画面サイズだけで選べば、JX750シリーズの40型「TH-40JX750」(8万円前後)でも良さそうに思えるが、チッチッチ。1つ忘れてはいませんか? そう、大画面☆マニアでは、ゲーム対応を疎かにしない方針で製品を選択しており、新世代ゲーム機が要求する4K/120fps入力に対応していないJX750は、泣く泣く候補から外させて頂いた。

つまりTH-43JX850は、4K/120fps入力に対応したHDMI2.1対応の液晶ビエラで、もっともコストパフォーマンスが優秀ということになる。

記事目次

・外観:コンパクトに設置できる軽量機。サウンド性能も十分 ・インターフェース:全4系統のうちHDMI2.1対応は2系統 ・ゲーム関連機能:映像遅延は1フレーム未満だが、音ズレは約7フレーム ・画質チェック:優秀なHDR表現力で色再現性も良好。視野角はやや狭い ・総括:丁度よいサイズと価格、必要十分な画質。優等生的な液晶ビエラ